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とある町にいる、とあるバーバの日記

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プロフィール
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バーバ
年齢:
78
性別:
女性
誕生日:
1945/06/29
職業:
主婦
趣味:
映画鑑賞
自己紹介:
ITは苦手なバーバなので、
娘に更新してもらってます。
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本日は、彼女の体験した不可解な一家より頂いた言葉の一部を
書いてみましょう。

【姑編】
~新婚一年目時期より~
「あんたの父親が亡くなったけど、
うちに嫁としてきたんだから、里の親が一人になったから
と言って、助けたりしないでうちの家のことだけするように」
↑里親だって家族でしょうに。

~夫の兄弟がお金に困っていたときより~
「あの子の嫁が
”私はこの家に外からやって来た者だから、
夫の不始末は嫁ぎ先だけで助けるのが当然だと思う”
と言ってきた。その子の姉が肩代わりでお金を出してやろう
と言ってきたんだけど、あんたはこの家の長男の嫁なんだ
から、立場的に下のものにそんなことさせる訳にはいかない
でしょう?だから、あんたの立場を守るためにこのお金は、
一家の長男に出させてあげるから用意するように」
↑何故「上から」目線でものを言ってるのでしょうか?
言っていることがめちゃくちゃですが、
彼女はだまってお金を出したそうです。

【夫編】
~新婚1日目~
「これからの人生は、ふろくのようなもんだ」
↑「おまけ」気分で、人を巻き込まないように

~徹夜で書類作り(仕事を家でする)を手伝わされたとき~
「石川達三が言った言葉の中に”妻はセックス付きの女中だ”
という言葉があるがそのとおりだと思う」
↑こんなことを妻にいう夫って・・・
石川達三って本当に言ったのでしょうか?

~夫・彼女・息子・娘の家族会議中~
「わしの家族は、おじいちゃんとおばあちゃんとわしの兄弟だけだ」
↑自信満々に言ってのけたそうですが、
家族の信頼は失われてますね。


といった感じで信じられない言葉の数々ですが、
本当に彼女の家族達はそんなことを家の中で
言っているのかと疑問に思うこともしばしばです。

まあ、深く彼女と付き合い私もところどころ
「不可解」に出くわしたからこそ納得してますが。


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彼女のお見合いの話は以前書きましたが、
彼女は、実はお見合いした後すぐに、
手紙で断ってしまうことを思いついたそうです。

「はじめの」手紙にはきっぱりと、
お断りする旨を書いた手紙でしたが、
彼女の父親に手紙を点検されてしまい、
(なんて失礼な父親でしょうか)
とても彼を気に入っていた父親は、
「こんな手紙は失礼だから、やんわりした文章に
書き直すように」
と娘に命令したのでした。

江戸時代のような感じですが、
今時、そんなことを命令する父親がいるとは。

彼女は、もともと親孝行意識の強い女性で
あったため、まったく逆のことを書いた手紙に
書き直したのです。

娘を思う父親、父親を思う娘。
二人の行き違いのようなやりとりから、
自分の気持ちを押し殺した手紙となり、
結婚への道を作ってしまうことになったのです。

しかし、結婚して後に彼と彼の家族の
内輪事情が次々とわかってきました。

まず、彼の家は貧しくて借金だらけということ。
親類は多く、しかも彼は長男だから、
何もかもに責任が多い。

彼の家族にとっては、彼の「家への奉仕」は
何をやっても当たり前で
ありがとうという一言さえあれば、
まだ、彼女の気持ちに救いがあったと
彼女はいっていましたが、

当然、嫁の彼女の奉仕も誰にも感心される事もなく、
まるで奴隷のようだと思います。

その上、彼は彼女のすることは、
当たり前という風で、思いやりのかけらもなく、
そのくせ、自分はすぐ弱音を吐き、
甘える事だけは一人前といった結婚生活が
始まったのです。

彼女の夫は、近所でも有名な、今で言う
「マザコン」で母親の言うことはとにかくよく聞き、
彼女の話は聞く耳を持たないと言った感じで、
彼女にとって、何のための妻なのか?
わけがわからない生活だったようです。

そんな周囲の状況なので、
彼女は結婚したとたんに
人権が奪われたかのような
錯覚に陥ることもしばしばで、
人としての気持ちが無視されて
しまったようでした。

夫にとって、彼女の気持ちなどは
どうでもいいらしく、
常に、家が優先されていたのです。

こんな家だとは、彼女自身思ってもみない
ことでした。

毎日が彼女にとって思いがけないことの
繰り返しでした。

彼女と夫の間に子供が生まれても
それは続きました。

姑は、彼女の生んだ子供に
しつけの面でも妙なことを吹き込み始め、
「子供はしっかり食べればいい」と言っては、
立って遊びながら食べてもいいとか、
ありがとう、ごめんなさいと言わなければ
いけないような場面に子供があっても、
謝らなければ勝ちなのだといったりだとか、
育児において、邪魔をし続けたようです。

ともかく、彼女は自分の事だけならともかく、
我慢もできましたが、
さすがに子供をゆがめるような躾をしているのは
黙っていられなくて、
子供に対して、時にはせっかんしたり、
自分の思いをぶつけたのです。

動物園の動物じゃあるまいし、
子供たちに「良い事」と「悪い事」の区別を
させなければと考えて、
養父母の前でも遠慮しないで、
子供には思いをぶつけていたようです。

しかし、長男の家族を壊しておもしろいのでしょうか?

子供が生まれたとき、学資保険の人がたずねてきても
嫁に何のことわりもなく、姑は勝手に断り、
悪い保険屋が来たといって彼女に伝え、
面白がっていたようです。

子育ての途中の資金も、
家にお金をいれるようにと養父母が
根こそぎ取っていってしまうので、
苦労の連続でした。

人事ながら、話を聞いていると
腹が立ちます。ひどい話もあったものです。

今日は、彼女の夫の不思議な発言について
少し触れてみたいと思います。

世の中には、人を傷つけて快感に思う
「S人間」って確かにいます。

彼女の話から、どうもこの夫は「S人間」であり、
ごく普通の温かな家庭で育っている彼女は、
なぜこの夫は何十年も
夫が自分の事を不幸にするような発言ばかり
言ったりするのか不思議なようです。
どうもその発言を聞いて、彼女が不快な思いをする度に、
彼女の表情を見て満足する「きらい」があるのです。

夫は、自分の息子に幼いころ、
「お父さんは、勉強したら将来楽が出来るって
おばあちゃん(旦那の母)に云われてきたけど
ひとつもいいことがなかった。
しんどいだけだから、勉強なんかしなくっていい」
と言って聞かせていました。

彼女は、これはいけないことを父親が息子に
教えてると思い、息子に
「勉強するのは、学校へ行っている子供は
みんなすることだし、何より、自分の将来のためだから」
と教えたけれど、
幼い息子は「楽な道」を選んでしまいました。

結局、高校のころまで勉強をせず、
大学へ進むことはできませんでしたが、
今になって「なぜ勉強をしなかったんだ」などと
息子をしかる夫を見て、
息子を混乱させたりすることが理解できずに
いたらしいです。

今までも、こうした自分の言った事を
手のひらを返したかのように取り消すかのような発言をするようで、
彼女はしばしば「違和感」のようなものを感じたそうです。

しかし、ある時図書館で
「平気で嘘をつく人々」という本を読んで
初めて自分の夫が精神的に病んでいるかもしれないと
思ったのです。

その本の中には、自分の夫に似ている人物のことが
書かれていたので、まるで
「目からうろこがおちたような」気持ちになりました。

これで、夫の不思議のひとつが解明されて少し
納得でき、今までのもやもや感が解消されたと言っていました。

彼女の事を思うと、私にはどうすることもできないので、
一緒に外出するくらいしか思いつかず、
落ち着くような雰囲気の場所に誘い、
家庭の外へ連れ出しています。

彼女は、私にもよく気を遣ってくれる憎めない人で、
長く大切におつきあいしたい人の一人です。

~はじめに~
彼女はバーバと同じでとても「おしゃべり」です。
いろんな人に見てもらって
考えたいという事なので、
バーバのブログで
いわゆる「シリーズ」として書くことになりました。

読みづらいところもあるかと思いますが、
一生懸命丁寧に書いていこうと思います。

~世にも不思議で不可解な話②~

私は、彼女とお付き合いし始めたころから、
彼女はまるで壊れたレコードのように、
全く同じ話を何度も話すので、
だんだん覚えてしまいました。

喫茶店に入ると、時には何か別の
話題になるのだけど、
いざ「家庭」の話が話題に上がると、
彼女の夫や夫の家族の話で
止まらなくなります。

彼女とは10年くらいのお付き合いですが
何度も聞いているうちに
ようやく彼女の家庭内の全貌が見えてきて
その話には、いつも彼女がいかに
傷ついた人生を送り、耐えてきたのか
と思うと最後まで「聞ききる」のが
私の務めのように思ってしまいます。

それでも、私に話すことで、少しでも
彼女の心が落ち着くことを期待しながら
聞いてきた次第です。

本当に世の中には、理解しがたい人たちが
いることを彼女を通じて学ばせていただいています。

自分は、周りの人に恵まれていることに
感謝せずにはおれません。

長い前置きになりましたが、今日は、
彼女の「結婚式」の話をしましょう。

彼女の父親は、彼女の婚約直後に
病気で亡くなってしまいました。

まだ喪中だというのに、
夫側の親族は有無も言わさず、
亡くなって3ヶ月も経たない状態で
彼女にとって気持ちの整理がついていないうちに、
式の日取りが決め、結婚式となったのです。

結婚式までに、彼女はお葬式を済ませて間も無く
「長男の嫁」となり、夫の親と同居ということも
すでに決められており、当たり前のように
夫の家に入ってしまったのです。

彼女は、当時これも「仕方のない事」と
すっかりあきらめて結婚してしまいました。

それから、彼女の大変な毎日が始まるのです。
さて、ある一人の女性の不可解な話を書きましょう。

彼女はあまりに世間知らずなばかりに
迷路のような結婚をさせられてしまったのです。

彼女は、俗にいう見合い結婚ですが、
お見合いというものは、
当然そのまま結婚ということもあれば、
断ることもできるはず。

だからこそ、
彼女は見合い相手の妹の口車に乗り、
見合いをしたのです。

しかし、まさか結婚したいとも思ってないのに
「あれよあれよ」という間に彼女の父親が
彼を気に入ってしまい、
その男性と結婚する羽目になってしまうとは。

自分の人生なのに、彼女にとって大切な父親に
人生を決められてしまう事になるとは
思いもしなかったのです。

彼女は、結婚する意志がないことを
彼にわかって欲しかったのに・・・。

彼にとって彼女の気持ちはどうでも良くて
見合いを断られるという恥はかきたくなく、
「家柄」がある彼女と結婚できるように、
自分の満足のいくように、
彼女の父親に取り入り、
計画通りに結婚までこぎつけたのです。


なぜなら、彼は最高の学歴があったから、
「学歴」に憧れる彼女の父親を落とすことができ、
彼女を自分のものにする事に成功したのです。

彼女も自分の父親が気に入っている人なら
「いい人かも知れない」と思い込み、
心の底では彼と結婚することが嫌だったにもかかわらず
自分をごまかし、父親に従ってしまったのです。
自分の人生なのに・・・。

その時から、彼女の不幸は始まったのです。

今現在、彼女は私に、
「相手に愛情がないのに、条件のようなものや、
周囲に気を遣って思ってもない結婚をする。
そのようにならない為に、将来のある娘や息子たちには
自分の人生を大切に生きていって欲しい」
といつも熱く語っています。

私の見解として、
彼女の夫は、今でいうところのストーカーに近い
性格のようです。

自分勝手で、相手のことなどおかまいなし。

しかし、不思議なのは、彼女は離婚もせずに
早、結婚生活を三十余年を迎えることです。

大嫌いな夫と未だ共にいる。

まだなにか理由があるのかもしれないけれど、
世にも不思議で不可解な話でした。
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