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とある町にいる、とあるバーバの日記

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プロフィール
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バーバ
年齢:
78
性別:
女性
誕生日:
1945/06/29
職業:
主婦
趣味:
映画鑑賞
自己紹介:
ITは苦手なバーバなので、
娘に更新してもらってます。
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彼女には二人の子供がいます。
今日はその二人の子供出産時の事情をお話しましょう。

姑は、普段から彼女の夫に言うこともなく
ひっそりと彼女から家族の食費を全て出させていました。

夫は、まさか自分の妻が内職で稼いでいるお金も自分の収入も
貯金することもなく、家に全て貢いでいることも知らずに、
自分の仕事だけしていました。

私なら、こんなのんきすぎる夫はいらないと思うのですが、
彼女はまったくの世間しらずのお嬢様気質のため、
「嫁というものはこんなものなのか」とあきらめて生活していたのです。

そんな彼女もついに出産のときを向かえたのですが、
彼女が妊娠した時、姑たちはあまり嬉しそうではなかったのです。
彼女にはそれが不思議でした。

しかし、初めての子供は、不運にも、
彼女が家事をしている時、階段から滑り落ちてしまい、
そのせいで流産してしまいました。

それにもかかわらず、
姑は、他の息子たちの嫁たちが妊娠した時、
彼女の前でわざとらしく、
「今度こそ、男の子だと思うよ!」
と大きな声ではしゃぎながら発表していました。

彼女はその後四年間妊娠もなく、
その間に次々と「孫」たちが生まれました。
その都度の姑の「嫌がらせ」が嫌で嫌でしょうがなかった
事を彼女は思い出すそうです。

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本日は、彼女の体験した不可解な一家より頂いた言葉の一部を
書いてみましょう。

【姑編】
~新婚一年目時期より~
「あんたの父親が亡くなったけど、
うちに嫁としてきたんだから、里の親が一人になったから
と言って、助けたりしないでうちの家のことだけするように」
↑里親だって家族でしょうに。

~夫の兄弟がお金に困っていたときより~
「あの子の嫁が
”私はこの家に外からやって来た者だから、
夫の不始末は嫁ぎ先だけで助けるのが当然だと思う”
と言ってきた。その子の姉が肩代わりでお金を出してやろう
と言ってきたんだけど、あんたはこの家の長男の嫁なんだ
から、立場的に下のものにそんなことさせる訳にはいかない
でしょう?だから、あんたの立場を守るためにこのお金は、
一家の長男に出させてあげるから用意するように」
↑何故「上から」目線でものを言ってるのでしょうか?
言っていることがめちゃくちゃですが、
彼女はだまってお金を出したそうです。

【夫編】
~新婚1日目~
「これからの人生は、ふろくのようなもんだ」
↑「おまけ」気分で、人を巻き込まないように

~徹夜で書類作り(仕事を家でする)を手伝わされたとき~
「石川達三が言った言葉の中に”妻はセックス付きの女中だ”
という言葉があるがそのとおりだと思う」
↑こんなことを妻にいう夫って・・・
石川達三って本当に言ったのでしょうか?

~夫・彼女・息子・娘の家族会議中~
「わしの家族は、おじいちゃんとおばあちゃんとわしの兄弟だけだ」
↑自信満々に言ってのけたそうですが、
家族の信頼は失われてますね。


といった感じで信じられない言葉の数々ですが、
本当に彼女の家族達はそんなことを家の中で
言っているのかと疑問に思うこともしばしばです。

まあ、深く彼女と付き合い私もところどころ
「不可解」に出くわしたからこそ納得してますが。


彼女のお見合いの話は以前書きましたが、
彼女は、実はお見合いした後すぐに、
手紙で断ってしまうことを思いついたそうです。

「はじめの」手紙にはきっぱりと、
お断りする旨を書いた手紙でしたが、
彼女の父親に手紙を点検されてしまい、
(なんて失礼な父親でしょうか)
とても彼を気に入っていた父親は、
「こんな手紙は失礼だから、やんわりした文章に
書き直すように」
と娘に命令したのでした。

江戸時代のような感じですが、
今時、そんなことを命令する父親がいるとは。

彼女は、もともと親孝行意識の強い女性で
あったため、まったく逆のことを書いた手紙に
書き直したのです。

娘を思う父親、父親を思う娘。
二人の行き違いのようなやりとりから、
自分の気持ちを押し殺した手紙となり、
結婚への道を作ってしまうことになったのです。

しかし、結婚して後に彼と彼の家族の
内輪事情が次々とわかってきました。

まず、彼の家は貧しくて借金だらけということ。
親類は多く、しかも彼は長男だから、
何もかもに責任が多い。

彼の家族にとっては、彼の「家への奉仕」は
何をやっても当たり前で
ありがとうという一言さえあれば、
まだ、彼女の気持ちに救いがあったと
彼女はいっていましたが、

当然、嫁の彼女の奉仕も誰にも感心される事もなく、
まるで奴隷のようだと思います。

その上、彼は彼女のすることは、
当たり前という風で、思いやりのかけらもなく、
そのくせ、自分はすぐ弱音を吐き、
甘える事だけは一人前といった結婚生活が
始まったのです。

彼女の夫は、近所でも有名な、今で言う
「マザコン」で母親の言うことはとにかくよく聞き、
彼女の話は聞く耳を持たないと言った感じで、
彼女にとって、何のための妻なのか?
わけがわからない生活だったようです。

そんな周囲の状況なので、
彼女は結婚したとたんに
人権が奪われたかのような
錯覚に陥ることもしばしばで、
人としての気持ちが無視されて
しまったようでした。

夫にとって、彼女の気持ちなどは
どうでもいいらしく、
常に、家が優先されていたのです。

こんな家だとは、彼女自身思ってもみない
ことでした。

毎日が彼女にとって思いがけないことの
繰り返しでした。

彼女と夫の間に子供が生まれても
それは続きました。

姑は、彼女の生んだ子供に
しつけの面でも妙なことを吹き込み始め、
「子供はしっかり食べればいい」と言っては、
立って遊びながら食べてもいいとか、
ありがとう、ごめんなさいと言わなければ
いけないような場面に子供があっても、
謝らなければ勝ちなのだといったりだとか、
育児において、邪魔をし続けたようです。

ともかく、彼女は自分の事だけならともかく、
我慢もできましたが、
さすがに子供をゆがめるような躾をしているのは
黙っていられなくて、
子供に対して、時にはせっかんしたり、
自分の思いをぶつけたのです。

動物園の動物じゃあるまいし、
子供たちに「良い事」と「悪い事」の区別を
させなければと考えて、
養父母の前でも遠慮しないで、
子供には思いをぶつけていたようです。

しかし、長男の家族を壊しておもしろいのでしょうか?

子供が生まれたとき、学資保険の人がたずねてきても
嫁に何のことわりもなく、姑は勝手に断り、
悪い保険屋が来たといって彼女に伝え、
面白がっていたようです。

子育ての途中の資金も、
家にお金をいれるようにと養父母が
根こそぎ取っていってしまうので、
苦労の連続でした。

人事ながら、話を聞いていると
腹が立ちます。ひどい話もあったものです。

今日は、彼女の夫の不思議な発言について
少し触れてみたいと思います。

世の中には、人を傷つけて快感に思う
「S人間」って確かにいます。

彼女の話から、どうもこの夫は「S人間」であり、
ごく普通の温かな家庭で育っている彼女は、
なぜこの夫は何十年も
夫が自分の事を不幸にするような発言ばかり
言ったりするのか不思議なようです。
どうもその発言を聞いて、彼女が不快な思いをする度に、
彼女の表情を見て満足する「きらい」があるのです。

夫は、自分の息子に幼いころ、
「お父さんは、勉強したら将来楽が出来るって
おばあちゃん(旦那の母)に云われてきたけど
ひとつもいいことがなかった。
しんどいだけだから、勉強なんかしなくっていい」
と言って聞かせていました。

彼女は、これはいけないことを父親が息子に
教えてると思い、息子に
「勉強するのは、学校へ行っている子供は
みんなすることだし、何より、自分の将来のためだから」
と教えたけれど、
幼い息子は「楽な道」を選んでしまいました。

結局、高校のころまで勉強をせず、
大学へ進むことはできませんでしたが、
今になって「なぜ勉強をしなかったんだ」などと
息子をしかる夫を見て、
息子を混乱させたりすることが理解できずに
いたらしいです。

今までも、こうした自分の言った事を
手のひらを返したかのように取り消すかのような発言をするようで、
彼女はしばしば「違和感」のようなものを感じたそうです。

しかし、ある時図書館で
「平気で嘘をつく人々」という本を読んで
初めて自分の夫が精神的に病んでいるかもしれないと
思ったのです。

その本の中には、自分の夫に似ている人物のことが
書かれていたので、まるで
「目からうろこがおちたような」気持ちになりました。

これで、夫の不思議のひとつが解明されて少し
納得でき、今までのもやもや感が解消されたと言っていました。

彼女の事を思うと、私にはどうすることもできないので、
一緒に外出するくらいしか思いつかず、
落ち着くような雰囲気の場所に誘い、
家庭の外へ連れ出しています。

彼女は、私にもよく気を遣ってくれる憎めない人で、
長く大切におつきあいしたい人の一人です。

今日は、彼女から聞いた彼女の従姉のお話です。

彼女の話を聞いていた時、私は最初
嘘つきだと思いながら、
ただ聞いていました。

しかし、なぜこの人は正直者で、
しかも馬鹿がつくくらい正直者であることが
わかったかというと、しかも、それが
私は、本当のことだというのがわかるのに、
十数年もかかってしまいました。

なぜなら、彼女は非常におしゃれを
好む人でしかも、彼女の夫は地方の
有名人であるにもかかわらず、
長い間の奇妙な結婚生活の中で、
精神のバランスを失い、
「お買い物症候群」にかかったようです。

デパートめぐりをして買い物をしつづけ
自分の全財産を使い果たしていたのです。

その話すら、私にとってあまりに現実ばなれしていたし、
普通自分の「恥」をそんなにあからさまに知り合った人間に
話さないだろうと思っていたので、
彼女の家に招かれ、大量の「新品の洋服・バックの数々」を
目にするまで信じられませんでした。

現在は立ち直りつつあり、その時期に
買いあさった服を時代遅れであろうが、
おかまいなしに彼女は上等の服を着ている為、
表面はとてもお金持ちに見える
から不思議です。

おそらく、初めて出会って間もない人などは、
彼女の話は、嘘にしか聞こえないであろうと思います。
私もそうでしたし。(十数年かかりました)

その一方で、彼女の親戚に非常に見栄っ張りの従姉がいて、
その人は普段は身なりキチンとしていない人なのだが、
地方のお金持ちのお嬢さんという人もいるのです。

その人は、同じ人間でも彼女より
嘘が上手で世渡りが上手でした。

彼女の姉のような存在である従姉ですが、
毎日毎日、いろんな人に高級料亭の料理や
ホテルのフルコースなどをふるまいつつ、

周囲に
「自分には、財産がある。お金もある。」
と、派手にお金を使っています。

しかし、そう言いつつも、
お金に対してあまりに無頓着で、
手元にお金がなくなったときは、
口座から出すのが面倒らしく、
赤の他人からでも、平気で借金し、
返さない時もある困った人なのです。

ちなみに私が対面したときも、
しばらくしてお金を普請されたことがあります。
・・・金額が大きすぎて断りましたが。
あまりにお金に無頓着という行動からでしょうか?

しかし、世間一般では、
彼女の従姉のような立場の人が言っている事が
真実に聞こえるようです。

なぜなら、その彼女の従姉の方が
確かに大きな邸宅があり、
世間の人には信用するに十分な
「物的証拠」なのではないでしょうか。

ですから、世間の人たちが
大きな邸宅持ちの従姉の言うことを
信じても仕方のない部分もある訳で。

しかし、彼女も彼女の従姉も
「精神バランスの悪さ」という観点で見ると
共通点のようなものもあると私は思っています。

しかし、なんといおうか、
片方は「お金はないけど、正直者」
片方は「お金はあるけど、嘘つき」
という正反対の立場で生き方が
全く違っているということは
はっきりと言えるでしょう。

私に言わせれば、

前者である彼女の方は、
あまりに真実を正直に言い過ぎて、
逆に周囲の人からは「嘘つき」に
見えることがあります。

後者の従姉の方は、
お金を借りている人には「嘘つき」ですが、
話していると、とても正直者のように
感じるから、不思議です。

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